■皆さん、新年 明けましておめでとうございます。
旧年中は毎回お読みいただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は「若さと夢」についてお話しします。
■一富士、二鷹、三茄子という言葉があります。
ご存知のように初夢で見ると良いものの順番です。
皆さんは、どんな夢を見られるのでしょうか。
そして、今どんな夢を持っておられるのでしょうか。
夢なんか、ない、あるのは現実だけだ。
こう、おっしゃる方もいらっしゃいます。
でも、幼稚園のときに将来の夢はありませんでしたか。
きっと、あったと思います。
ところが、社会に出て現実に遭遇する。
まだ、若いころはいいですが、50歳にもなると、先が見えて
くる。
そうすると、俺の、私の夢はもうなくなってしまった。
そういってあきらめる人が多いように思います。
そうなると、みごとに若さを失います。
■でも、先が見えてくるというのは、今の会社での先ですよね。
そんなもの、見えてもいいじゃないですか。
会社を辞めてからも、できることは無限にあります。
会社勤めが永かった人は、会社と縁が切れると、人生の大切な
ものを失くしたように思うようです。
ところが、止めてみてしばらくすると、そうでもないことに気
付きます。
会社ではできなかったことを始めると、人生を二倍楽しむこと
ができるのです。
ただ、これには、少しだけコツがあります。
やはり、人との関係の中で、何かをやり始めることです。
そうでないと、孤独感にやられてしまいます。
■私の好きな「青春」を以下に引用します。
-------------------------------------------------------
青春(サムエル・ウルマン 宇野収、作山宗久訳) 三笠書房
青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
--------------------------------------------------------------
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
────────────────────────────────
【 夢をあきらめたときに老いはやってくる 】
────────────────────────────────
■私が、会社を辞めるときに、挨拶に伺うと、当時の専務取締役
が私に向かって、こう言われました。
「岩崎くん、本田(宗一郎)さんも、ホンダを興したのは40
歳を過ぎてからや、ケンタッキーのカーネル・サンダースは
確か、60歳を過ぎてから、フライドチキンを売り始めたよな」
「君はまだ40代や。同じように何か始めるんやな」
いかにも、自分も何か新しいことをたやりたげに、そう言われ
たことを覚えています。
私は、もうすぐ50歳になります。
しかし、まだまだ夢はあります。
あと20年あれば、何でもできそうな気がします。