今回は私が、小学生のころのお話です。
私には、77才になるおじいさんがいました。
■あるとき、私は学校の宿題であった絵を縁側で描いていました。
1時間くらい描いたあと、まだ完成していなかったのですが、
そこで一旦止めました。
■提出日が2日後だったからです。
■縁側から、居間に入ってきた私を見て、おじいさんがいいました。
「もう描きおわったんか。」
■私は
「いや、まだやけど、明日もあるし。」
と答えました。
■すると、おじいさんは
「今から、何かすることがあるんか。」
と聞いてくるのです。
■私が
「いや、べつに。」
と答えると
■おじいさんは
「それやったら、今日やっとき。」
「明日は明日でやることがあるやろ。」
と続きをやるように言いました。
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【 今日できることは今日やってしまう 】
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■もう、77才になっていたおじいさんの言葉です。
■自分に残された時間は残り少ないと感じていたのでしょう。
■時間は無限にあるのではなく、有限である。
■だから、今日できることは今日やってしまう。
■明日は、また明日でやるべきことがたくさんある。
■そう言いたかったのだと思います。
