2010年3月アーカイブ

■皆さん、こんにちは。
 
 今日は「一銭にもならないこと」についてお話しします。

 今の世の中、「楽して100億儲ける」とか「自分を高く売る

 方法」などお金に関する情報が氾濫しています。

 そこで、今回は「お金になることしか価値がないのか」

 についてのお話です。
 
■私は、サラリーマンを辞めてもうすぐ6年になります。

 サラリーマンを辞めると、不思議なことに、地域のいろんな活

 動の話がまるで吸い寄せられるようにやってきます。

 本当にどんどんとやってきます。

 「あいつは、サラリーマンではないから、昼間も自由に時間が

  取れるだろう」

 という単純な発想かも知れません。

■最初にやってきたのが、中学校のPTAの副会長。

 それが終わると、大学の30周年記念事業の実行委員長。

 それが終わると、小学校のPTAの会長。

 それが終わると、小学校の50周年記念事業の実行委員長。

 それが終わると、・・・

■これらは、全て「一銭のお金にもなりません」

 よくもまあ、そんなに沢山のことを引き受けるなあ。よっぽど

 目立ちたいのか、お人よしか、馬鹿やな。

 という声が聞こえてきそうです。

■これらのことを、引き受けたのは、全て同じ理由からです。

 頼みにこられた方は、誰もが同じことをおっしゃいます。

 「お金にならないのに、責任のある仕事は誰もやってくれませ

  ん」

 「毎晩、いろんな人に頼みにいっていますが、全て断られます。

  もう、あなたで20人目にはなります」

■ここで、引き受けないと、この人たちは、これからも毎晩、い

 ろんな人のお宅を訪問し続けることになる。

 そう思って引き受けてしまうのです。

 当然、家族は大反対です。

■でも、いいことはあります。

 いろんな人と、知り合いになれて、それに利害関係がない。

 お金をもらっているという後ろめたさがない。

 何といっても、人に喜んでもらえる。 

 そして、最後には人に喜んでもらえることで、

 

 

 自分が満足します。

 

■さて、

□□□  今日の「ちょっと一言」です。  □□□

────────────────────────────────
【 あなたは、一銭にもならないことをどれだけやっていますか 】
────────────────────────────────

■小林正観さんが、その著書「宇宙を貫く幸せの法則:至知出版社」

 のなかで、こう書かれています。

 「一銭にもならないことをどれだけできるか、するか」が自分で

 自分を好きになるポイント。馬鹿なこと、一銭にもならないこと

 誰からも評価されないことを一生懸命やってみてください。そう

 いう馬鹿なことをしている自分が、いつの間にかとてもかわいら

 しく、いとおしく思えてきます。

■皆さんも、「一銭にもならないこと」を進んでやってみてくださ

 い。

 やり終えた後の「ある種のすがすがしさ」はたまりませんよ。

■皆さん、こんにちは。
 
 少し考えるところがありまして、長らく発行を怠っていました。

 はたしてやっていることに何の意味があるのか、疑問を持った

 からです。 

 先日友人から

 「俺の知り合いにお前のメルマガを楽しみにしているやつがいる
  
  んやけど、お前最近発行をしてないそうやな。そいつは残念が
  
  っとったで」

 と言われました。

 申し訳ありませんでした。

 また、発行を再開します。 
 
■5月も中旬になり、新社会人の皆さんもそろそろ会社に慣れて
 きたころだと思います。

 今、先輩面している人たちも昔は皆新入社員でした。

 
■そして、会社に慣れてきた頃、仲間内でこんなことを言ったこ
 
 とがあったと思います。
 
 「○○常務は、自分の身に降りかかる火の粉は必死で払うけど、
  
  その他のことには全く無気力やな」

 とか

 「△△取締役は、もう役員になったんやから、今までみたいに

  上司のいいなりにならんと、首になってもええ覚悟でなんで

  自分の意見を言わへんのやろ」

 とか

 「××専務は、自分の家族を関連会社に雇ってもろうて、給料

  の安い社員の家族はほったらかしや」

 とか・・・

■新入社員でも入社してしばらくすると、偉い人の行動が見えて

 くるようになります。(一部のマンモス企業を除き)

 そして自分の理想とする偉い人とのギャップに戸惑います。
 
 新入社員にとって会社で出世した偉い人とは

 「会社や社員全員のことを考えられる人」

 だからです。

■ところが、しばらくすると、出世した偉い人は、そんな理想的

 な人ばかりでないことに気付きます。

 そして

 「何であんなゴマすりで自分のことしか考えてない人が役員や

  ねん」

 と批判をするようになります。


■皆さん、よく考えてくださいね。


 


 
 
 

 その役員さんも、新入社員のころは、当時の役員さんを批判し

 ていたのです。

■でも、自分が役員になれば、そのことは忘れてしまう。

 いや、覚えているけど、自分を誤魔化している?


■さて、

□□□  今日の「ちょっと一言」です。  □□□

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【 出世をすると、昔の自分を忘れてしまう? 】
────────────────────────────────

■若いときに上司を批判していた人が、自分が上司になると、その

 上司と全く同じことをしている。

 よくあることです。

 これは、役員でも同じです。

■ただ、社長になる人は違います。

 若いときから、見識が広く、出世したからといって、考え方が変

 ることがありません。

 私が20数年前に初めてお知り合いになった方の中に

 「この人は、皆のことを考えられる魅力的な人やな」

 と思った人が3人いらっしゃいました。

■そして、何と偶然にも

 昨年から今年にかけて、その3人ともが、上場企業の社長になら

 れました。

 自分のことしか考えていない人は、役員にはなれても社長には決

 してなれません。

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