■皆さん、こんにちは。
今日は「一銭にもならないこと」についてお話しします。
今の世の中、「楽して100億儲ける」とか「自分を高く売る
方法」などお金に関する情報が氾濫しています。
そこで、今回は「お金になることしか価値がないのか」
についてのお話です。
■私は、サラリーマンを辞めてもうすぐ6年になります。
サラリーマンを辞めると、不思議なことに、地域のいろんな活
動の話がまるで吸い寄せられるようにやってきます。
本当にどんどんとやってきます。
「あいつは、サラリーマンではないから、昼間も自由に時間が
取れるだろう」
という単純な発想かも知れません。
■最初にやってきたのが、中学校のPTAの副会長。
それが終わると、大学の30周年記念事業の実行委員長。
それが終わると、小学校のPTAの会長。
それが終わると、小学校の50周年記念事業の実行委員長。
それが終わると、・・・
■これらは、全て「一銭のお金にもなりません」
よくもまあ、そんなに沢山のことを引き受けるなあ。よっぽど
目立ちたいのか、お人よしか、馬鹿やな。
という声が聞こえてきそうです。
■これらのことを、引き受けたのは、全て同じ理由からです。
頼みにこられた方は、誰もが同じことをおっしゃいます。
「お金にならないのに、責任のある仕事は誰もやってくれませ
ん」
「毎晩、いろんな人に頼みにいっていますが、全て断られます。
もう、あなたで20人目にはなります」
■ここで、引き受けないと、この人たちは、これからも毎晩、い
ろんな人のお宅を訪問し続けることになる。
そう思って引き受けてしまうのです。
当然、家族は大反対です。
■でも、いいことはあります。
いろんな人と、知り合いになれて、それに利害関係がない。
お金をもらっているという後ろめたさがない。
何といっても、人に喜んでもらえる。
そして、最後には人に喜んでもらえることで、
自分が満足します。
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 あなたは、一銭にもならないことをどれだけやっていますか 】
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■小林正観さんが、その著書「宇宙を貫く幸せの法則:至知出版社」
のなかで、こう書かれています。
「一銭にもならないことをどれだけできるか、するか」が自分で
自分を好きになるポイント。馬鹿なこと、一銭にもならないこと
誰からも評価されないことを一生懸命やってみてください。そう
いう馬鹿なことをしている自分が、いつの間にかとてもかわいら
しく、いとおしく思えてきます。
■皆さんも、「一銭にもならないこと」を進んでやってみてくださ
い。
やり終えた後の「ある種のすがすがしさ」はたまりませんよ。