■皆さん、こんにちは。
今日は、兵庫県の公立高校受験日です。
そこで、他人からの期待と競争意識についてのお話をします。
■高校受験を控えた二人の中学生がいました。
一人はA君、もう一人はB君です。
■A君は、他人を押しのけてまでいい高校に行く必要はないと常々考
えていましたが、親が執拗に一流高校であるZ高校への入学を願っ
ていました。
■一方、B君の親は、教育にはあまり関心がなく、これに反してB君
は自らやりたいことを実現するために同じZ高校への入学を希望し
ていました。
■どちらも表面的には同じくらい受験勉強をしていました。
■さて、いよいよ入学試験日当日になりました。
■A君は、問題用紙が配られる前から、既に胸がどきどきして、手に
はびっしょりと汗をかいていました。
■かたやB君は、椅子に深く腰をかけ、とてもリラックスして問題用
紙が配られるのを待っていました。
■やがて、問題用紙が配られ、試験官の「はじめ」の号令がかかりま
した。
■皆は一斉に問題に向かい、A君も、B君も外から見ると同じように
スラスラと問題を解いているかのように見えました。しかし実は二
人の精神状態はまったく異なっていました。
■A君は、試験が始まるとすっかりとあがってしまい実力を出せない
ままで試験終了となりました。
■これに較べてB君は、落ち着いて全力をあげて問題を解くことがで
きました。
■この二人、何が違ったのでしょうか。
■A君にとっては、競争に勝つことが他人の期待であり、B君にとっ
ては自分の願いであることだったのです。
■PHP文庫「自分づくりの」法則(加藤諦三著)によると、いざと
いう時にあがってしまうような人間は、他人の期待を内面化してい
るだけであり、逆にいざという時に全力を出しきってことにぶつか
ることのできる人間は、精神的に自立しているそうです。
■一般的に自分で自分に対して期待し、その期待に従って生きている
者は、全力を尽くして物事にあたれるので、その結果が良くても悪
くても納得して、サッパリとしていることが多いものです。
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 他人の期待ではなく、自分で自分に期待せよ 】
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■皆さんもこんな経験はありませんか。
あまり自信がないのに、ピアノの発表会で両親の期待に答えようと
するあまり、あがってしまい、普段の実力さえ出せなかった経験。
■他人の期待ではなく、真に自分の自分に対する期待を感じたうえで
競争意識を持ちたいものです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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岩崎吉男 mag@knowledge-store.jp
技術士(電気・電子)
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