本の紹介です。「思考は現実化する」
私が中学生のときに読んで影響を受けた本です。あまりにも有名
なので、皆さん読まれていると思いますが、今回携帯版が出て、
値段も安く、厚さも小さくなりました。
まだの方がいらっしゃれば、必ず人生に役立つ本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877711341/mag2com02f-22/
■皆さん、こんにちは。
今日は「人生の損得勘定」についてお話しします。
■私は、高校に入学したころから、人生は誰も最後にはツジツマが
合うようになっていると考えるようになりました。
何も持たずに生まれて、何も持たずに去って行く。
こう考えると、とても気分がスッキリします。
■私が高校に入学してしばらく経ったころこんな出来事がありまし
た。
私は当時、農家の集まっている、いわゆる村社会の中で暮らして
いました。
私は中学1年生のときに父を癌で亡くしていたのですが、当時の
村には道の整備や、溝の草刈、祭事など全ての共同作業に一戸か
ら一人必ず参加しなければならない決まりがありました。
その決まりにより、私も中学1年生のときから参加を強制されてい
ました。
周りは40歳~60歳の人ばかりで、共同作業に参加した私からは
皆老人のように見えました。
■最初は何が何だか分からず
「何で俺だけやねん」
と思いながら多少苦労をしましたが、周りも中学1年生なのだから知
らなくて当然という扱いをしてくれました。
そのこともあり、村の中では積極的に人に聞くことができ、いろいろ
なことを吸収していったのです。
■そして、高校生になってしばらくした頃、その村の祭事に一人の40
歳の人が、親に代わって初めて顔を出しました。
その祭事は伊勢の神様をお祭りするものでした。
事件はここからです。
準備もでき、いよいよ神様を順番に拝むというときに、運悪く、最初
に神様を拝むのがその人になってしまったのです。
その40歳の人は神様を前にして、おろおろとするだけで何もできま
せん。
高校生の私は、40歳にもなっている人なのだから、神様の拝み方な
ど知っていて当然と思ってみていたのですが、実はそうではなかった
のです。
その人は神様の拝み方を知らなかったのです。
■今まで、村の行事には親が参加していたからです。
知らなければ、人に聞けばいいのですが、いい歳をして今更人には聞
けない。
そんな気持ちがあって、今まできてしまったようです。
■そのときに私は思いました。
「私が13歳のときに苦労したことを、あの人は40歳になって苦労
している」
「結局、早いか、遅いかだけでいつかは同じになるんや」
と。
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 人生の損得勘定は、誰でも最後にはゼロになる 】
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■「苦労」や「苦悩」ということばがあります。
そんなもの無いのがいいに決まっている。
誰でもそう思うのは当然でしょう。
しかし、現実の自分の環境や考えとのギャップがあるから、苦労
や苦悩があると思います。
そのギャップが埋まると、喜びがあり、苦労が消える。
また、環境が変わるとギャップが現れる。
この繰り返しで人間は成長していくものです。
人生で成功したと言われる人物にも必ず苦労や苦悩はあります。
人によってその時期は違いますが、誰でも苦労と喜びを差し引き
したその総量は同じではないでしょうか。
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