■皆さん、こんにちは。
「情けは人のためならず」という諺があります。
皆さんもよくご存知の言葉ですが、わかっていても、実際に自分の
ためになることが分からないと、他人に情けをかけるのは難しいよ
うです。
■日本における米軍基地の問題などは、その典型のような気がします。
自分が困らないと、なかなか、他人のことを考えられないのです。
■昔「リーダーズ・ダイジェスト」にこんな話が載っていました。
■バス停で一人の妊婦がバスに乗ってきました。
あいにくバスは満席で、その妊婦が座る席がありません。
■バスの運転手はそのことに気付いて、誰かが席を譲ってくれること
を期待して、しきりにバックミラーを見ていました。
■が、しばらくたっても誰も席を譲ろうとする気配がありません。
■たまりかねた運転手は突然席を立って、こういいました。
「奥さん、席がなくてお困りでしょう。私の席を譲りますから、ここ
へお座り下さい」
■そして、他のお客様に向かって
「皆さん、私が立っているとバスはいつまでたっても動きませんよ」
といいだしました。
■これを聞いたお客様は、あわてて、あちこちで立ち上がりました。
■運転手はそれを見て
「そんなに立っていただかなくても結構です。お一人でいいのです」
「さあ、奥さん、ここにお座りなさい」
といって、妊婦を空いた席に座らせてバスを発車させました。
■自分には関係ないと思って、誰も席を立たないと、バス運行という
社会の動きがストップしてしまうのです。
■そして、誰かが席を立つことによって、その人も含め皆が利益をこ
うむることができる。
そのことをみごとに示した興味深い話だと思います。
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 自分が困れば人は動く 】
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■少し、意味合いが異なるかもしれませんが、ゴミ焼却施設の建設地
の問題もこれとよく似ているような気がします。
■もし誰もが、建設地を提供しなければ、誰一人として今の生活を送
ることができないことは明白です。
■しかし、建設地を提供して下さる方々がいるから、そうはなってい
ない。
私たちは、このことに大いに感謝すべきでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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岩崎吉男 mag@knowledge-store.jp
技術士(電気・電子)
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