■皆さん、こんにちは。
今日は「うそをつかないこと」についてお話しします。
昔なら、子供のころに一番最初に親から教えられたことです。
「うそをついてはいけません。他人に迷惑をかけてはいけません」
これは、他人に左右されずに自分の責任においてできることです。
ですから、昔の親は自分の子供に対して、最初にこのことを教えた
のではないかと私は考えています。
■それにしても、最近公務についておられる偉い方や、社長さんが
汚職事件で、最初は「自分は関係ない」と言っておきながら、最
後には「自分が指示した」などと、おおよそ記憶違いとは程遠い
答弁を繰り返している状況が目に付きます。
生きていく上で守らなければならない最低限のモラルさえ守れな
い。
そんな人がリーダになれる社会なんですね。
「今の世の中そんな人しか出世できないよ」というご意見が聞こ
えてきそうな気がします。
■しかし、私はやはり世の中は最後には「うそをつく人」を許さな
い構造になっていると思います。
もし、そのうそが、ばれなくても、うそを知っている人が存在す
るからです。
それはうそをついた本人です。
うそをついた人は、終生、うそを知っている本人から責め続けら
れることになります。
これは、真実です。
■では、こんなときはどうすればいいのでしょうか。
あなたが、会社の管理職であって、やがて予定されている人事異
動の情報を知っていたとします。
そしてこのときに、部下から
「私は、今度の異動に関係があるのですか」
と聞かれました。
さて、どう対応すればいいのでしょうか。
「知らない」
と答えれば、うそをついたことになります。
もっとも、このようなうそは許されるのかも知れませんが。
■私もサラリーマン時代に同じような場面が何回かあり、どう対応
すべきか困ったことがありました。
人事のことを特定の個人だけに前もって言うわけにはいかないか
らです。
あるとき、困っていた私に上司がアドバイスをくれました。
皆さんは、どういうアドバイスだと思われますか。
それは、
「申し訳ないが、今は、言うわけにはいかない」
と答えることでした。
これは、うそではないし、相手も理解してくれると。
さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 秘密を守るときにもうそはつかない方法がある 】
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■人事だけの話ではなく、会社の営業秘密の場合もあります。
また、相手に知らせないほうがよい情報もあります。
こんなときも、知恵をしぼれば、そをつかない工夫ができると思
います。
本当のことは言えなくても、少なくともうそはつかないことです。

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