■皆さん、こんにちは。
今日は「ワクワク」についてお話しします。
■人は、せっかくこの世に生まれてきたのですから、誰でも幸せに
なりたいと思うのは当然のことです。
では、人の幸せとはいったい何なのでしょうか。
■お金持ちになることが幸せだ。
家庭を持つことが幸せだ。
社会的に地位や名誉を得ることが幸せだ。
人によって、幸せの定義は夫々違うと思います。
■でも、本当にお金持ちになることが幸せでしょうか。
以前にも書きましたが、お金は、何かを成し遂げるための手段で
あって、最終目標ではないはずです。
■最近、こんな話を聞いたことがあります。
ある大会社をそこそこの役職を最後に定年退職したAさんという
人がいました。
Aさんの退職金はなんと7,000万円もあったのです。
そこで、Aさんはこの7,000万円を夫婦二人で3,500万
円ずつ分けることにしました。
■ところが、このお金を分けた次に日にAさんは奥さんに離婚を言
い渡されてしまったのです。
子供たちは既に独立していましたので、一人残されたAさんは、
することがなく毎日パチンコに通い始めました。
Aさんは、会社人間でしたから、近所とのお付き合いもなく、ま
た趣味といえるようなものは持っていませんでしたから、そうす
るしかなかったようです。
■Aさんは来る日も来る日もパチンコに通いつめました。
そして、退職から1年が経とうとしたときには、Aさんの所持金
は0円になっていました。
1年365日、朝から晩までパチンコをやり、毎日10万円近く
を使っていたのでは、当然そうなります。
果たして、Aさんは多額の退職金を手にして幸せになれたのでし
ょうか。
■私は、人は、決して物質を所有することでは幸せになれないと思
います。
日本人からみると、物質的に恵まれていないと思われる外国の子
供たちの目が、いきいきと輝いているのは、なぜでしょうか。
豪邸に住んで、外車で送り迎えをしてもらっている子どもたちの
目に輝きが感じられないのは、なぜでしょうか。
■目が輝いている外国の子どもたちは、朝日が昇ってきて、自分た
ちが種を蒔いた作物が大きく育つことにも幸せを感じられるので
す。
自分よりも幼い子どもたちの役にたっているときにも、幸せを感
じられるのです。
人には、夫々持って生まれた人間的能力があります。
その夫々の人が持っている人間的能力を、死ぬまでに発揮しきる
ことが人の幸せだと思います。
■では、持って生まれた人間的能力をどうやって見つけるのかとい
う疑問がわいてきます。
よく、自分が「一番ワクワクするとき」が、その人の持って生ま
れた人間的能力が活かされているときだといわれています。
さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 幸せは自分のワクワクの中にある 】
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■12世紀にイドリーシーが書いた世界地図に初めて日本が載った
といわれています。
皆さんは、この地図に日本はどんな名前で載っていたと思われま
すか。
日本は「ワクワク」という名前で載っていたのです。
たとえお金持ちにならなくても、たとえ地位や名誉が得られなく
ても、「ワクワク」を感じながら自分に与えられた能力を最大限
に開花させることができれば、最高の幸せだと思います。
物質やお金は、なくなると同時に幸せが消えます。
しかし、心のなかに開花したものは、決して消えることがありま
せん。

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