■皆さん、こんにちは。
原子力発電の問題もあり、今日本は大きな転換期を迎えています。
震災の影響は、日本全体に広がりつつあり、今後しばらくは、より
不便な、逆にいえば昔の自然に近い生活がやってくると思われます。
そんな中、日本を元気にしようという声が、あちらこちらで聞こえ
るようになってきました。
私は不便イコール不幸ではないと思います。
■さて、今日は「こころの持ち方」についてお話しします。
中国の「老子」のなかに<知足者富> --- 足るを知る者は富む。
という一節があります。
地位、名声、財産と、健康な体はどちらが大切でしょうか。
得ることと、失うことでは、どちらが大切でしょうか。
地位、名声、財産を追いかけているうちに、健康を壊してしまう。
富を追いかけ続けて、気がつけば大切な友を失っていた。
自分のための欲望にはきりがない。
結局、足るを知った者の方が、豊かに暮らせる。
と、いうような意味でしょうか。
■地位や名誉だけではなく、生活においても足るを知ることは大事です。
真夜中に、買い物ができる必要があるのでしょうか。
真夜中にテレビを観る必要があるのでしょうか。
今後、電力事情の悪化とともに、省エネルギー生活への変化を余儀な
くされると思います。
しかし、
本来人間は、日が落ちると寝て、朝日とともに目覚める。
こういう生活を長い間してきました。
部屋の明かりを消して、ろうそくの光のもとで夕食をとる。
多少不便であっても、苦しいことはないはずです。
■電気がなく不便であっても、家族そろって、夕食が食べられる。
夜中でコンビニで買い物ができるよりも、
本当はこの幸せの方が大切なのです。
■さて、
□□□ 今日の「ちょっと一言」です。 □□□
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【 不便イコール不幸ではない 】
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■オーストラリアの先住民アボリジニは、大自然の中で生きています。
食べ物は、今日生きていけるだけあればそれで幸せ、と考えます。
靴もはいていません。
クーリー・インディアンの予言に
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最後の木の一本が切り倒され、最後の川が汚染され、最後の魚が捕ら
えらえれた後。
そうなってはじめて金銭は食べられないと気づくだろう。
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とあります。
■アボリジニについて書かれた
ミュータント・メーッセージ
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の著者であるマルロ・モーガンは
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なにも持たずに生まれ、
なにも持たずに死ぬ。
私は最高に豊かな人生を、
なにも持たずに目撃した。
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と、前書きに記しています。
■最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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