私は、子供たちの勉強のお手伝いもしているのですが、先日中学生
に英語を教えていたときのお話をします。
授業で、こんな問題を出してみました。
びんに牛乳が4分の1ほど入っている絵を見せて
これを英訳しなさい。
というものです。
■生徒の書いた答えは、いろいろでしたが、多かったのは
there is a little milk in the bottle.
(びんには少し牛乳がある。)
there is little milk in the bottle.
(びんには牛乳がほとんどない。)
です。
■生徒が、全員「a little」と「little」の使い分けを理解して
答えているとは思えませんが、どちらも正解です。
絵を見た生徒の受け取り方が違っただけなのです。
■もうひとつ、出所は忘れましたが、こんな有名な話もあります。
■ある靴のメーカが海外進出を計画して、アフリカのある国へ
調査員を2人派遣しました。
■調査員が派遣された国では、皆裸足で誰も靴を履いていませんでし
た。
この様子を見た一人の調査員Aは
「誰も靴を履いていない。靴の売れる見込みなし。」
と書いたFAXを本社に送りました。
■一方、もう一人の調査員Bは
「誰も靴を履いていない。大量に靴が売れる見込み有り。」
と書いたFAXを本社に送りました。
■皆さん、どう思われますか。
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【 事実は一つ、受け取り方は正反対 】
────────────────────────────────
■そうです。
同じ事実でも、人それぞれ受け取り方が違うのです。
その人の経験や、その人が前向きな考え方をするのか、後ろ向きな
考え方をするのか等、いろいろな要因によって、物事の受け取り方
は違ってきます。
■あたりまえのことですが、できれば、私たちは
その場で、思考が停止するような受け取り方だけはしないようにし
たいものです。
■せっかく、人には「考える」という経費の不要な能力が備わってい
るのですから。
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