2011年7月アーカイブ

■皆さん悩みごとをお持ちだと思います。
 その悩みごとの中に、考えてもどうしようもないことってありません
  か。

■悩んで、考えて、どうにかなることであれば、悩む価値はありますが、
 どうにもならないことを悩んでいるのって、冷静に考えれば変ですよ
 ね。

■悩んでも、悩まなくても状況は変わらず、結果は同じなのですから。

■こんなときには、昔からよく「何か気晴らしにやってみたら。」
 とアドバイスを受けることがあります。

■でも、「悩みごとがあるのに、そんな気分になれない。」というのが、
 大部分の方の反応のような気がします。

■本当にそうでしょうか。

■ここに一つの真理があります。

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  【 人間は絶対に同時に2つのことを考えられない   】
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■これは、真理です。

■たとえば、今悩んでいることよりももっと重大なこと、つまり自宅
 が火事になるようなことが起こったら、そのときには、今までの悩
 みは頭の中から消えていますよね。
 これは、だれも経験があるはずです。

■ですから、やはり、気分転換に違うことをやってみるということは
 大切です。

■そのうちに、そちらの方が重要になってくるかもわかりません。

■もう一度、いいます。

 人間は絶対に同時に2つのことを考えられない
 
 のです。

■悩んでもどうにもならないことを悩むより、早く代わりの考えごと
 を見つけてしまいましょう。

 

■フォレスト出版さんの本の投稿サイトSpotWriteに  私の体験をモデルにして「人生いかに生きるべきか」を  示した物語 「うしのフットボール」を投稿しています。  お読みいただければ幸いです。  「うしのフットボール」  https://www.spotwrite.jp/ranking.c

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 私がサラリーマン時代にこんなことがありました。
 私は、幸いにも大学をでていましたので、若輩の身でありながら、現
 場担当の係長になりました。

 その現場には、定年前の熟練工が数人いました。

■あるとき、その現場の新入社員と話す機会があり、いろいろと話をし
 ていると、「先輩が仕事を教えてくれない。」という事実が分かりま
 した。

■そこで、私は現場に出向き、熟練の先輩に「後輩に仕事を教えてほし
 い」と頼みました。

 すると、返ってきた答えは「何で、俺が苦労して得たものを教えなあ
 かんのや。」でした。

■よくある話です。


■私はそのとき先輩にいいました。
 「先輩が努力を続ける限り、教えたからといって追い越されることは
  ないはずです。スタート地点が違うんですから。」
 「まさか先輩は、今のところに立ち止まっているつもりではないです
  よね。」
 「どうか、若者を育ててやってください。」
 と。

 
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【 自分がこれ以上伸びないと思うから、人に教えない 】
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■人に教えるということは、自分を伸ばすためにもいいことなのです。
 でも、自分がこれ以上伸びないと思っている人は、他人に仕事を教
 えません。

 教えると、自分が追い越されると思うからです。
 
■他人に物事を教えようとすると、一度自分の知っていることをまと
 め直さなければなりません。
 全て完全に理解できてこそ、人に教えることができるからです。

■「君の得意分野だから皆に教えてやってほしい」と講義を頼まれた
 ことのある人は分かると思いますが、必ず自分の知識を再確認して、
 完全に理解できていないことは、もう一度勉強します。

■このことだけでも、以前より伸びているのです。

■そして、相手は今から、教えられたことを吸収していくのです。

■努力を続ける限り、自分はもっと先に進むのですから、追い越され
 ることはありません。

■おまけに、若い人の役にたちます。

■でも、現状で満足している人はやがて、追い越されます。
 ですからそのような人は、他人に教えません。

■人に教えるということは、自分を伸ばすエネルギーなのです。

 

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皆さんは、「パラダイム」という言葉を知っておられますか。

 「物の見方や考え方」という意味でしょうか。

  今から私がパラダイム転換をした瞬間のお話をします。

 ご存知のように私は、高校時代にアメリカンフットボールをやっ

 ていました。

 最初は作って間もない同好会であったために、まだキャプテンが

 きまっておらず、顧問の先生が指導をしていました。

 その先生は日本体育大学出だけあって厳しい練習を部員に課しま

 した。

 練習中、いつも先生は怒鳴っていました。

 「声が小さい。もっと声を出せ」

 「手を抜くな。倒れるまで走れ」

■私たちは、毎日練習が終わると、へとへとになってグランドに倒

 れこんでいました。

 練習が終わったときだけ、やっと終わったと、うれしさで一杯だ

 ったことを覚えています。

 ただ、そのうれしさは、その日自宅に帰るまでのわずかな時間し

 か続きませんでした。

 自宅に帰ると、「また明日は練習がある」

 と思い始め、憂鬱な気分になります。

 「また辛い練習をやらされるのか、いややなあ」

 と。

■ところが、あることをきっかけに、全く気持ちが変りました。

 そう、私はキャプテンに選ばれてしまったのです。

 そして、顧問の先生は、いいました。

 「チームが強くなるかならんかは、全てキャプテンしだいや」

 「厳しい練習は、強くなるためにやっとるんや」

 「厳しい練習ができるかどうかは、キャプテンしだいや」

 「そやから、チームが強くなるかならんかは全てキャプテンしだ

  いや」

 その次の日、私は部員にどなっていました。

 「もっと、声を出せ」

 「怠けるな」

■キャプテンになったときから、考え方が一瞬にして変ってしまっ

 たのです。

 驚くほど、ほんの一瞬に。

 自分の考え方の基本が、

 「練習をやらされる」

 から

 「強くなるために練習をやる」

 に変ってしまったのです。

 それ以後、練習をいやだと思ったことは一度もありません。

 強くなるためにはどうすればいいか

 それだけを考えるようになりました。

 もちろん練習の厳しさは、全く変りません。

 これが、私の経験したパラダイムの転換です。


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【 原理原則に戻ることでパラダイムの転換が起こる 】
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■皆さんもよくご存知の1000万部を越える売り上げを記録した

 「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィ著)キング・ベアー出版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015/mag2com02f-22

 の中にこんな物語が紹介されています。

 
 訓練艦隊に属する二隻の戦艦が、悪天候の中、軍事演習のため数

 日間にわたり航海を続けていた。私は先頭を行く戦艦のブリッジ
 
 で夕暮れを迎えた。

 視界が悪く断片的に霧がかかっていたため、艦長もブリッジに残

 り、状況を見守っていた。

 暗くなってから間もなく、ブリッジの見張りが次のように報告し

 た。

 「艦首の右舷側の進路に光が見えます」

 「停止しているのか、船尾の方向に動いているのか」

 と艦長。

 見張りの答えは

 「停止しています、艦長」

 つまり、その船はこちらの進路上にあり、衝突の危険性があると

 いうことだった。

 艦長は信号手に命じた。

 「その船に対し、信号を出せ。衝突の危険性があるため、二十度

 進路を変更せよ、と」

 相手からの信号が返ってきた。

 「そちらの方が二十度進路を変えるように助言する」

 船長は再び命令した。

 「信号を送れ。私は艦長だ。二十度進路を変えるように」

 すると
 
 「こちらは二等航海士だ。そちらの方こそ二十度進路を変えるよ

 うに命令する」

 と、返事が返ってきた。

 艦長は怒り出し

 「信号を送れ。こちらは戦艦だ。二十度進路を変えろ」

 と叫んだ。

 点滅する光の信号が返ってきた。

 「こちらは灯台である」

 我々は進路を変えた。

 
■これは、パラダイムの転換が起きる瞬間をみごとに表現していま

 す。

 原理原則を知ることによって、パラダイムの転換が起きるのです。

 なぜ、厳しい練習をするのか。それは、強くなるためです。

 当たり前のことですが、練習の厳しさだけに注意が向くと、原理

 原則を忘れてしまいます。

 皆さんも、原理原則に戻ることで、パラダイムの転換ができるか

 もしれませんね。

 
 もう少し知りたい方は


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 をお読み下さい。

 

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いつも、感情をむき出しにする男と、いつもは穏やかだけれども
 
 突然、怒りだす男。

 どちらも、いますよね。

 分かり易いのは、いつも感情をむき出しにする男。

 この男は、自分の普段の許容範囲が狭いのでしょう。

 一方、突然、人が変わったように怒りだす男。

 これは、とても分かりにくい。普段は許容範囲が広いので、少々

  のことでは怒らない。

 ところが、今までニコニコしていたのに、突然瞬間湯沸かし器の

 ように烈火のごとく怒りだす。

■実は、私は後者の方なのです。

 ですから、突然怒りだす男の気持ちがよく分かります。

 サラリーマン時代に、こんなことがありました。

 他の課と工事の打ち合わせをしていたときのことです。

 他の課と共同作業があったのですが、日程調整がうまくいきませ

 ん。

 「君の係は、次の火曜日、うちに立ち会ってくれるか。うちはそ

  の日以外だめなんや」
 
 他の課の人がいいました。

 「はい、その日は他の用件が入っていますが、事務所の係員で何

  とかしましょう。できるだけ協力しますよ」

 相手はすぐに自分の課に電話をしていました。

 「すまん。その日に別件が入っていた。次の木曜日にしてくれる」

 「え・・」
 
 私は、一瞬驚いたのですが、すぐに返事をしました。

 「そうですか。じゃあ、うちの計画を変更しますよ。事務所レベ

  ルで解決できますから」

 そうして、私は自分の係の計画を変更させました。

 その人はお礼も言わずに自分の課へ戻っていきました。

 その後一分も経たないうちに私に電話がかかってきました。

 「悪い。係に確認したら、どうしても休みたいやつがいて、その

  日人数が足りないんや」

 「金曜日にしてくれる」

 これを聞いた私は、電話に向かって怒鳴っていました。

 「おまえ、何をいっとるんじゃ。絶対に立会いはせん」


■電話の向こうでは、しばらく沈黙が続いていました。

 相手は、課長、私は係長でした。

 相手は、今まで喜んで、計画を変更してくれていた私が、何故突

 然怒り出したのか。

 理解できなかったようです。

 私にしてみれば、これは必然なのです。

 金曜日に立会いとなると、現場の計画まで変えなければなりませ

 ん。

 私は、事務所の計画は変えても、現場の計画を変えることまでは

 譲らないと決めていました。

 相手は、ズケズケとその境界を超えてしまったのです。

 ただ、それだけです。

 許容範囲の広い人ほど、その境界を超えてしまったときの、反応

 には激しいものがあります。


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【 人には、これは譲れないという境界がある 】
────────────────────────────────

■許容範囲の広い人は、いいよ、いいよ、とはいいますが、相手が

 これ以上は無理をいうのを止めておこうと、気付くことを期待し

 ています。

 そして、相手がそのことに全く気付かずに一線を超えてしまった

 とき、怒りが倍になって爆発します。

 後に下がっていればいるほど、最後の一線は死守するのです。

 
■私が、10年前に愛読していたとっておきの一冊。

 課長 島耕作で有名な漫画家の弘兼憲史さんが書いた

 「なぜ、この人はここ一番に強いのか」

 の中にこんなことが書いてあったのを思い出しました。


 たとえば、危ない男たちにからまれる。こんな時はどんどん逃げ

 ればいい。百回でも千回でも逃げればいい。

 だが、その時、一緒にいるのが大切な人だったら(家族とか恋人

 だ)、ここ一番、逃げないと前もって決めておくのだ。

 そして、自動機械のように愚直に前に出る。

 その結果痛い目に合うだろう。しかし、そのことでほんとうに大

 切な人を守るという自分の姿勢は貫ける。


 どうですか。
 
 この本は、弘兼さん自身の松下電器産業勤務の経験から書かれて

 いますので、とっても説得力があり、私のバイブルとなっていま

 す。

 読まれたことのない方は、是非読んでみて下さい。もう無いかも

 知れませんが。

 きっと元気をもらえます。


「なぜ、この人はここ一番に強いのか 講談社(弘兼憲史 著)」
 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062565056/mag2com02f-22

 

 

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いつもは、まったく気にならないことが、あることをきっかけ

によく分かることがあります。

今回は、少し汚い話をします。

トイレの話です。

平成7年1月の阪神淡路大震災のときのことです。

私は、当時会社勤めをしていましたので、部下の安否を確認す

るために神戸の西部から徒歩で三宮に向かっていました。

もう、地震発生から3日経っていました。

■道路はアスファルトがひび割れて、その下から赤黒い土が見え

ていました。

道行く人々は、皆背中にリュックサックを背負って、何かにせ

かされるように早足で歩いています。

ちょうど昼ごろになって、三宮のフラワーロードにある公園に

着きました。

そこで、おにぎりを食べて、半時間程休憩をした後に、ついで

に用を足そうと、公衆トイレに入ったときのことです。

個室のドアを開けると、気分が悪くなるほどきつい悪臭が私の

鼻をつきました。

見ると、便器の中はもちろん、その周りにも、うんこが山盛り

になって積まれています。

高さが30cmは、あったでしょうか。

5つある個室の便器が全て山盛りでした。

■そのときになって、初めて気付きました。

水が無ければ、家でうんこもできない。

でも、うんこをがまんするわけにはいきません。

家では、容量に限度がある。 

街の人たちは、ここにうんこをするしかなかったのです。


■普段、私たちは「家のトイレの水が流れなかったらどうしよう」

などと心配するようなことはありません。

トイレの水は流れて当たり前なのです。 

それだけ、幸せなのです。


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【 当たり前の生活ができる幸せに感謝する 】
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■中谷彰宏さんは、その著書「中谷彰宏 金言集」
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001049/mag2com02f-22

 のなかにこんなことを書かれています。


あなたの今日一日は、幸せな一日でしたか。

 私は、幸せな一日でした。

なぜなら、歯が痛くならなかったからです。

歯が痛くならないことは、当たり前のことではありません。

歯が痛くならないことほど、幸せなことはありません。

歯が痛くならないことに感謝して、歯をいつもより丁寧に磨く

ことにしよう。

歯が痛い時だけ、歯を磨くようではいけません。

歯が痛い不幸な時だけ文句を言う人にかぎって、歯が痛くない

幸せに感謝する気持ちを忘れてしまっています。

■いつもは、当たり前だと思って気にも留めないことが、たくさ

んあります。

でも、もし、それが当たり前でなかったら・・・

ときどき、そう考えると、当たり前の生活ができる幸せを感じ

ることができるでしょう。

■フォレスト出版さんの本の投稿サイトSpotWriteに

 私の体験をモデルにして「人生いかに生きるべきか」を

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 お読みいただければ幸いです。

 「うしのフットボール」

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